システム手帳 ミルト M5 φ8mm(趣味文オリジナル)
インディゴブルーのみ予約販売決定!
お届けは2024年11月末頃のお届けとなります。
※ヌメは通常通りご注文から5営業日以内に出荷可能
世界最小クラスのサイズの上質なシステム手帳です。
リングのサイズは、マイクロ5(5穴)で、リフィルの用紙サイズをコンパクトに納めるサイズでカバーを仕上げています。
アシュフォードと「趣味の文具箱」のコラボモデルとして人気のある「エレン」の形を元に、国産の上質な本革で作りました。多様なリフィルを活用して、ダイアリーやメモ帳など幅広く活用することができます。
素材は、姫路で丁寧に植物タンニン鞣し加工をして作った本格的な牛革。使い始めると艶が出て、しなやかになっていく経年変化も存分に楽しめます。
サイズ:M5
リング経:8mm
幅と高さ:H110×W75mm
カバー(表)素材:牛革
製造元:アシュフォード
※サイズ数値は実測値です。手作りのため多少の誤差があります。
納品時期:ご注文から5営業日以内に出荷
※インディゴブルーは予約販売品のため、2024年11月末頃お届け予定
配送手数料:全国一律800円
『趣味文CLUB』統括プロデューサー 清水
世界最小クラスの使い勝手や機能性をそのままに、よりお求めやすくしたモデルが「ミルト」です。
素材はとても魅力のある牛革。アシュフォードの人気シリーズ「ビタリータ」と同じ素材です。
植物タンニン鞣しのヌメ革を染料で染め、さらに手作業で1枚1枚ワックスを塗り込んで仕上げています。最初はマットな質感で、手触りは軽快なさらっとした印象。そして、使い始めるとすぐに表面のワックスが浸透し輝くような艶が出てくるのがうれしい。同時に手触りがなめらかに変化していきます。経年変化を存分に楽しめる革なので、毎日ポケットに忍ばせて愛用してください。あなたならではの個性を反映して革が育っていきますよ。小さい道具だからこそ、上質さにもしっかりこだわっています。
道具は、一般的に新品の状態で最良の機能を発揮します。例えば包丁の切れ味は、新品が最高で切る度に切れ味が落ちていく。ところが文房具という道具の中には、使っていくほどに持ち主のスタイルに合わせて機能が向上していくものが多々あります。万年筆のペン先がその典型でしょう。使いはじめはこんなもんか、と思っていた書き味が3か月を過ぎたあたりから「ん、なんかいい感じ」となり、その感覚がクセになり、自然と手にする頻度が増え、そこから加速するように書き味がなめらかとなり、半年を過ぎた頃には手放せない1本となる。
使う時間が経過するごとに普通は劣化するのに、いい万年筆のペン先は上向きに経年変化する。これを自分は「経年尻上がり」と呼んでいます。この経年尻上がりは、革製品を評価するときの大きなポイントにもなります。タンニンなどの天然素材で鞣した革ほど、経年尻上がりをする傾向が強い。
「ミルト(カーキ)」の経年尻上がりが半端ないスピードで進んでいくことに驚いています。9月はじめに使いはじめたのですが、このタイミングで大丸藤井セントラル(北海道・札幌)の「さっぽろシステム手帳フェス」に参加しました。会場ではアシュフォードのシステム手帳ドクター、向井さんがメンテナンスグッズを広げて待ち構えていました。すき間時間を見つけてミルトに革クリームを塗って磨いてもらいました(上写真)。
革メンテの所要時間は10分くらいだったでしょうか。これは万年筆のペン先を、ベテランの店員さんに店頭でちょこちょこっと磨いてもらうような感じでしょうか。新調した万年筆を使い続けてようやく自分の手指になじんでくる肩慣らしのような期間が3か月くらいあるとしたら、この肩慣らしを買ったお店で仕込んでもらう。そうすると買ったその日から本格的な経年尻上がりが体感できるようになります。
ミルトで使っている革は、アシュフォードの2023年の注目の新モデル「ビタリータ」と同じ。この革は新品では、落ち着いたやわらかい印象で、軽く、しなやか。手触りはさらっとした印象です。革は植物タンニン鞣しをしており、これを染料で染めた後で、1枚ごとに手塗りでワックスを塗り込んでいます。このワックスは低温で浸透する性質があり、使いはじめは表面が白っぽくなっています。でも使い込んでいくと、すぐにワックスは革の内部にしみ込みはじめます。表面の白っぽさがなくなり、輝くような艶が出てきて、同時に手に吸い付くような感触に変化していきます。
色の変化も素晴らしく、透明感を含んだ色の濃厚さが増していきます。ビタリータはふっくらとしたやわらかい佇まいが特長ですが、ミルトは硬めの芯材を使うことで世界最小クラスのM5のカチっとした佇まいを強調しています。使いはじめてまだ10日くらいですが、革の肩慣らしメンテのおかげで、雰囲気は10年選手くらいのクラシカルな堂々とした佇まいです。毎日手にするたびに艶が増し、手触りがなめらかになるようで、なんでもいいからメモしたくなる、筆欲上げ上げの手帳です。経年変化を気軽に楽しみたい方にはおすすめのM5です。
「ミルト(インディゴブルー)」の新品(左)と革磨き後(右)の比較。これからの経年変化にも期待できる色と艶。