グラフィーロ用紙の魅力

2023.4.12

極上の書き味を追求した筆記用紙

趣味文CLUBオリジナルの「ミニ6ナロー」のリフィルに使っている「グラフィーロ用紙」は、極上の書き味を求めて、大和出版印刷が特漉きをした上質で快適な筆記用紙です。

「グラフィーロ(GRAPHILO)」は大和出版印刷のステーショナリーブランド「神戸派計画」の紙文具シリーズとして2014年に誕生しました。上質かつ機能的なデザインのノートや便箋などを多彩にラインアップしています。

「筆欲」を受け止める

発売は2014年。手漉きのような手法で120種類以上の候補用紙を試作し、万年筆とインクで試し書きをしながらベストな用紙を絞り込んでいきました。

大和出版印刷は1948年創業の印刷会社。神戸にある社内には、最新式の印刷機や創業当時からの活版印刷機が並んでいます。

特徴1 筆記線くっきり

特に万年筆などの水性インクで書いても線の輪郭が非常にシャープで、キリっとエッジの立った線が文字をよりすっきり美しく見せてくれます。筆記具を選ばず、書いた線のカスレ、にじみ、裏透けが起こりにくいのが特徴です。

グラフィーロの筆記線。線の輪郭がシャープで文字がすっきり美しく見える。

一般的なコピー用紙の筆記線。線の輪郭が揺らいで見える。

特徴2 美しい発色

インクの発色が良く、鮮やかな色彩や濃淡を楽しめます。紙面のコート層を均一に塗工し、紙内部にも填料を配合してあり、極太のペン先でも裏抜け・裏透けがしにくいのが特徴です。表裏の差も極めて少ない。

グラフィーロ用紙×万年筆インクの発色。より鮮やかに見える。

一般的なコピー用紙×万年筆インクの発色。より彩度が低く感じる。

特徴3 優れた書き心地

上質紙やコピー用紙などの一般的な筆記用紙は、表面加工をしない非塗工紙。グラフィーロ用紙は填料の種類や濃度を吟味し、よりコート層を薄く均一にすることで、滑らかな書き心地と速乾性を両立しています。線も太りにくい特徴があります。

グラフィーロ用紙の紙面を電子顕微鏡で200倍に拡大した写真。コート層により紙表面の凸凹が少ない。

一般的なコピー用紙紙面を電子顕微鏡で200倍に拡大した写真。紙の表面に塗料を塗布していない非塗工紙はこう見える。