2023.3.15

システム手帳は無限の可能性を秘めている!

「筆欲」を受け止める

「趣味の文具箱」では、「筆欲(ひつよく)」という造語をよく使います。筆欲とは「なんでもいいから書きたい」「書くことを楽しみたい」と思う本能のこと。夢中でクレヨンをぐりぐりと走らせていた幼い頃のように、人間には「筆欲」が潜んでいます。世の中の書く行為が、キーボードを打つことや液晶をなぞることに置き換わっても、書き心地を感じながら手を動かして書きたい欲求はなくならない。好きな紙を選び、何ページでも綴じることができるシステム手帳は、私たちの「筆欲」をとことん受け止める優れた装置です。

人生の相棒になる

手で書く行為には、頭の中をすっきり整理し、心を落ち着かせる効用があります。頭に浮かんだ気になることを、あるがままに書いてみましょう。書くうちに、あるいは読み返すことで、自分の真意に気づき、気持ちをリセットできるようになります。不安やいらだちなどネガティブな感情を客観視して、感情をうまく制御できるようになるでしょう。次にすべきことや知りたいことを書くうちに、目標や願望など未来に向かう気持ちが高まります。毎日そばにおいて頻繁に開くシステム手帳は、自分と向き合い鼓舞する、人生の相棒になります。

未来を計画できる

手帳は予定を把握して未来を計画するツールです。特にシステム手帳は自在にリフィルを組み合わせることで、短期、中期、長期とサイクルの異なるスケジュールを把握するのに適しています。スケジュールを他者と共有できるデジタルツールはとても便利ですが、手書きならではの記入の速さ、一覧性の高さに注目して、デジタルとアナログを併用するのがおすすめです。

楽しく記録できる

行った場所や出会った人、話したこと、印象に残ったことなど、日々の出来事を書き残しておくと、記録が鮮明な記憶となって人生を彩ってくれます。食べたものや体調の変化、経路や装備などの情報や経験を蓄積することで、より落ち着いて行動できるようになり、人生が豊かになっていきます。