LOAPAD コードバン ペンケース ジッパー スタンダード(趣味文オリジナル)

¥29,700
税込み

本商品は予約販売商品となります。
2025年9月下旬頃から順次発送を予定しております。


選び抜かれた革、受け継がれた技、

極上のコードバン製ペンケースが誕生!

オドルは、2023年に誕生した新進気鋭のレザーブランドです。国内外の上質な素材をセレクトし、日本有数の熟練した職人が作り上げる、こだわりのレザーグッズを展開しています。
今作で採用したレーデルオガワのLOAPAD コードバンは、「Leder Ogawa Anilin Pure Aqueous Dye(レーデルオガワ アニリン 純粋水性染料仕上げ)」の頭文字から取られており、国内で唯一、顔料を含まない、純粋なアニリン染料のみで染色されています。顔料染めコードバンとは違い、コードバン層から直接光が反射するような、透明感のある艶が出るのが特徴。ネイビーはエイジングも楽しみやすく、より艶が増し、透明感も出てきやすいカラーとなっています。
その上質な素材でペンケースを作っているのが、1940年に創業し、85年間にわたって革小物を作り続けている井戸。創業者である井戸辰夫さんの伯父にあたる五十嵐秀三さんが、2枚の革を縫い合わせてコバを磨く「切れ目」仕上げを編み出して以来、現在もその伝統を脈々と受け継いでいます。
趣味文オリジナルのペンケースは、定番展開されている「レッテラテンペスティ ペンケース ジッパー スタンダード」のフォルムをベースに、表革をLOAPAD コードバン仕様に変更しました。素材の品質や細部のこだわりを存分に感じていただけるよう、デザインはシンプルな設計。手触りの良好なコードバンは触って愛でる楽しみを味わえます。日常遣いしたい万年筆や15cm定規も入る大きさで、使い勝手も抜群。自立するので机上に置きやすく、外出先でも扱いやすい仕様です。内革にはピッグレザーを合わせることで、一枚革で作るよりも強固な仕上がりとなったのも特徴。コバをあえてグリーンに染めることで、絶妙な配色のペンケースに仕上がりました。愛用の文具を収めるのにふさわしい、上質なペンケースをぜひ手に取ってみてください。


グリーンのコバがアクセントを添えています。YKK社製のゴールドジッパーも高級感を引き立たせます。


odoruのブランドロゴはジッパーの引手にあしらっています。


内張りのピッグレザーはブラック。シボが多くあって柔らかいレザーはペンを優しく保護します。


レーデルオガワは1971年に創業したコードバン専門のフィニッシャー。フィニッシャーとは、タンナーで鞣した革を染色し、仕上げる業者のことです。コードバンのみを手がけるのは国内唯一。写真は専務取締役の飛田英樹さん。2013年に就任すると、染色技術の安定化に成功。良質なコードバンを製造し続けています。


井戸は、袋物加工業の家系に生まれた井戸辰夫さんが、1940年に独立して創業しました。有名ブランドや百貨店のオリジナル製品のOEMを手がけ、1980年には三浦友和さんと山口百恵さんの結婚式の引き出物となったコードバンの手帳も製作した実績があります。写真は代表取締役の井戸啓晶さん。2023年、他界した父・辰夫さんの革小物製作技術の伝統を継承して会社を引き継ぎ、現在も伝統に裏打ちされた製品を作り続けています。


素材:コードバン(表) / ピッグレザー(裏)
サイズ:W201 × H48 × D36mm
重量:67g
製造元:オリック
※数値はミリメートル、多少の誤差がございます 


納品時期:2025年9月下旬頃から順次発送予定
配送手数料:全国一律800円


『趣味の文具箱』副編集長 小泉翔一 
オドルのものづくりを支えているのは、国内外の最高峰の技術を持つ職人たちはもちろんですが、何よりも代表である大林里司さんが、それぞれの職人や業者の方々と直接コミュニケーションを取り、何度も納得がいくまで打ち合わせを重ねるその姿勢にもあります。大林さんは約25年間にわたってレザーブランドに勤めた後、2023年に株式会社オリックを設立し、ブランドとして「オドル」を立ち上げました。「職人が生み出す洗練された革製品で、だれもがココロ躍る瞬間を演出」したい、というのがブランドのコンセプト。大林さんの革小物に対する熱い想いを目の前にし、ぜひ何か作っていただきたい、と考えて誕生したのが今回のペンケースです。
コードバンでのペンケースは底の部分がきれいに折れ曲がるか、という不安が当初あったのですが、歴史ある井戸の技術を駆使し、きちんと自立する形状で製作することに成功しました。さらにコバをグリーンに染めるという工夫もしていただいたことで、LOAPAD コードバンの瑞々しい輝きに上品な風合いがさらに増した印象です。大切なペンを持ち歩くためのアイテムとして、ぜひ使ってみていただきたい逸品に仕上がっています。


画像左がオドルの代表・大林里司さん。職人たちとの幾度にも及ぶ話し合いを重ねることで、最高級の革小物が生み出されています。